肩こりのキネシオテーピングの貼り方
上腕三頭筋のキネシオテーピング
【1】採寸
肘を屈曲させて、肘頭から遠位5cm
から肩峰の後面まで。
私は臨床では、肩甲骨を覆う
皮膚にもアプローチしたいので
少し長めに採寸しています。
Y字の切り込みは上腕部の
遠位1/3くらいから切り込みます。
【2】貼り始め
肘を最大屈曲させ、この図では
見えていませんが、手掌をひろげ
自分の方に向かせます。
肘頭遠位5cmくらいから貼り始め。
【3】まずI字部を貼ります
図のように肘頭に手をあてて
肘頭部の皮膚のアソビを遠位方向に
とり、I字部のKTを貼ります。
セパレーターはI字部のところのみ
剥がしておくとよいでしょう。
【4】Y字部の貼りつけ①
肘屈曲・上腕屈曲・水平屈曲
Y字の下側を貼っていきます。
このとき上腕骨頭を包む(挟む)ように
貼ることを意識してください。
【5】Y字部の貼りつけ②
図のように上げていた腕を下げて
肘屈曲・上腕水平屈曲させて
もう一方を貼っていきます。
このときも上腕骨頭を包む(挟む)ように
貼ることを意識してください。
【6】完成
【5】上肢を90°屈曲位の状態では
KTはまっすぐです。
【7】完成
上肢を下げ、通常の姿勢になると
Y字部は体幹にむかってカーブを
描くような走行になります。
【8】上腕ニ頭筋KTとの組合せ
この2本のテープはペアで
貼ることをお勧めします。
【9】上腕ニ頭筋KTとの組合せ
注意点:二関節をまたぐため、貼るときに皮膚を十分に伸張させて、テープの違和感をなくしてあげることが重要。
臨床キーワード:肩コリ、四十肩、前腕部の疼痛、上肢の痺れ