肩こりのキネシオテーピングの貼り方
広背筋のキネシオテーピング
【1】
採寸は腋窩(脇の下)の毛の生え際
ギリギリ後方から第5腰痛まで。
貼り始めは左図の指があてられている
毛の後方ギリギリのところ。
【2】
図では仮置きが省かれていますが、
広背筋の外側縁から貼っていきます
ので、背中側にKTの二本とも仮置き
しておきます。
【3】
ペイシェントは対側に側屈し、術者は
それを補助すると同時に基部に手を
あてて、矢印の方向に皮膚のアソビを
とります。
そして広背筋の外側縁を意識して
腸骨稜に向けてKTを貼ります。
【4】
今度はペイシェントに背中を弧を描く
ように屈曲、正確にはC7を背中側に
押し出すように背をまるめる。
尚、正規のテキストでは
「上肢を100度屈曲、内転」とあるが、
体格によっては、この肢位だと
うまく貼れない場合があります。
このモデルの体格では上肢の屈曲は70度程度にして貼らないとうまく皮膚のアソビがとれません。
T7に向けて貼ったあとは、そのまままっすぐ下降させて貼ります。
【5】
完成形では、正確に広背筋の走行を
意識するのであれば、肩甲骨の下角に
KTが被るように貼ります。
特に投球動作のオーバーワークで
下角付近の疼痛を訴える場合
広背筋挫傷も考慮しましょう。
【6】
特に腋窩はしっかりとKTを貼りつけて
ください。(非常に剥がれやすい箇所)
T7から下に走行するKTは「しわ」が
できにくいのですが、他の部位は
しっかり「しわ」ができますので、
しわの出来具合をうまく貼れたかの
目安にしてください。
注意点:十分に貼る部位の皮膚を伸ばして貼ること!
貼った後に上肢をROM限界まで屈曲して違和感がないかをCheck!
臨床キーワード:五十肩、肩コリ、腰・背中の痛み