肩こりのキネシオテーピングの貼り方
中僧帽筋のキネシオテーピング
【1】
肩峰から頸椎6番までの長さを採寸。
【2】
まず最初に基部を肩峰に貼りますが、
二股に分かれたKTは別方向に
走行することになるので、
完成形を頭に思い浮かべながら、
基部の貼りつけ角度を決定します。
【3】
そして「仮置き」します。
最初に頸椎6番に向けて貼るので
邪魔にならないように下方に
向けて仮置きすると良いと思います。
【4】
基部を貼りつけた肩先の皮膚を
下方に向けてアソビをしっかりとり、
KTを引っ張らずにC6に向けて貼る。
この際、右手を左の肩にかけるように
内転し、顔は下を向く屈曲姿勢を
とります。
(注意)このC6に向けて貼る場合、身体のバリエーションによって、実に貼りにくい人が
いると思います。ここは工夫が大事!上僧帽筋のようにペイシェントに補助して
もらい、自分の手をそえながらKTを貼るケースもあります。
【5】
同様に肩先の皮膚のアソビを下方に
とったまま、胸椎5番(T5)に向けて
貼ります。
完成
尾部(テープの両端)は正中線を
越えないことです。
中部僧帽筋は三角筋の中部線維と
後部線維の収縮効率を上げる固定筋と
言われていますので、三角筋とペアで
貼ると効果的だと思います。
完成
肩甲骨を脊柱によせる内転の動きで
KTに「しわ」ができればバッチリです。
注意点:テープの先が脊柱を越えないこと
臨床キーワード:肩コリ、猫背、背中のハリ・コリ感