肩こりのキネシオテーピングの貼り方
上僧帽筋のキネシオテーピング
①上僧帽筋の筋腹をKTで覆える
ように、事前に筋の形を確認して
おきます。
肩先を挙上(上にあげる)動作に
抵抗を加えるとはっきりします。
(KT=キネシオテックス)
②筋の停止部は鎖骨の外側1/3に
付着していますが、基部の貼り始めは
肩先の少し前面でOKです。
③キネシオテーピングの基本の
「仮置き」をします。
軽く皮膚の上にKTをのせる程度
にします。ベタッと皮膚にKTを
押し付けないことが大事です。
④術者が基部に手をあてて青色の矢印
の方向に皮膚のアソビをとる貼り方を
すすめる先生もいますが、私は下段の
⑤の貼り方をおすすめします。
理由は図の空間部にどうしても
KTに伸張力が働いてしまうためです。
⑤ペイシェントに補助してもらい青色の
矢印の方向に皮膚のアソビをとって
もらいます。
術者は両手を使えることになります
のでKTに余分は伸張力をかける
ことなく、毛の生え際に向けて
テープを貼ることが可能になります。
完成図です。
上手に貼るコツは中心線を
越えないことです。
越えて貼ってしまうとKTを貼った
同側に頭をまわすとテンションが
かかってしまい、かぶれやすく
なったり、違和感が生じます。
肩を上げたときに「しわ」が
たくさんできていればグッド!
この「しわ」のおかげで、
皮膚が緩み、その下層の筋膜に
ゆとりができます。
日常生活で肩を動かせば
動かすほど、皮膚が緩んでくれます。
よって痒くならなければ、
2~3日は貼っておいた方がグッドです!
注意点:髪の毛の生え際
臨床キーワード:肩コリ、交通事故による胸鎖関節の障害