肩こりのキネシオテーピングの貼り方
中僧帽筋のキネシオテーピング
背中から肩コリをサポート・・・
僧帽筋という筋肉は大きく3つの筋肉繊維に分断され、それぞれの働きも
異なります。中僧帽筋はもっとも筋幅が厚く強力な筋肉で重い荷物を
持つときに背中の肩甲骨をしっかりロックして安定させ三角筋の働きを
助けます。よって重い荷物を長時間持ち続けた結果、生じた肩こりに
効果があります。
【貼り方】
①首を前に曲げ、貼る側の手を反対側の肩にかけるように
貼る部位の皮膚を伸ばす。
②肩先(肩峰)にテープの切れ目の無い方を貼る。
③上側を6番目の頚椎、下側を胸椎の5番に向けて貼る。
※首を前に倒すと骨の出っ張りが確認できます。
その状態で首を左右に振って動くのが7番目の頚椎で、
動きにくい方が胸椎の1番目です。
これを目安に頚椎の6番目を見つけましょう。
図は上僧帽筋と一緒に貼った場合の貼りあがりです。
この2枚を貼ることにより肩関節の動きが軽くなると思います。
また、この中僧帽筋は胸を張る、姿勢を正す働きもあるので、
猫背にも効果があります。
テープは引っ張らずに貼りましょう。
(皮膚の上に置いてあげるイメージ)
注意点:テープの先が脊柱を越えないこと
臨床キーワード:肩コリ、猫背、背中のハリ・コリ感